タイトル等
バッカスたちのから騒ぎ
~版画が語るパリ・ロンドンの酒事情~
会場
伊丹市立美術館
会期
2009-04-18~2009-06-14
休催日
月曜日(5月4日は開館、5月7日休館)
開催時間
10:00~18:00(入館は17:30まで)
観覧料
一般500(400)円/大高生250(200)円/中小生100(80)円
※( )内は20名以上の団体割引料金
主催者
伊丹市立美術館
概要
伊丹が酒造業の地として栄えた江戸時代、海を隔てたヨーロッパでも都市の発展とともに新たな酒文化が生まれ始めました。
ロンドンでは18世紀中頃から貧富の差が拡大するにつれ酒文化も多様化します。従来飲まれていたビールや世界各国のワインに加え、オランダから前世紀に伝わったジンが下層階級の間でも瞬く間に広まり、酒場は天国から地獄までありとあらゆる様相を呈しました。イギリスを代表する諷刺画家たち―ホーガス、ギルレイ、クルックシャンクら―は、杯を手に酔いしれる民衆や権力者の様をときに道徳的に、ときにグロテスクに描いています。
他方パリでは、フランス革命を機に一気に食文化が花開きます。貴族のお抱えだった料理人が失職、自ら店を開くようになりレストランが激増しました。高級なレストランだけでなく、カフェ、宿屋、食料品店など料理と酒を提供する庶民的な店も喧騒で賑わい、ドーミエやカヴァルニの絵にみられるようにパリの夜を彩りました。とくにドーミエの描写はのちのマネやロートレックに影響を与えたことで知られています。
本展では、ローマ神話の酒神バッカス(Bacchus)にちなみ酒好きな人々をその信奉者(Bacchant)にみたて、主に19世紀のパリ・ロンドンの酒場の情景を当館の豊富な版画コレクションで展覧します。ビールやワインにまつわる意外なエピソードや、神話にちなんだ諷刺画、あるいは賑やかな宴の光景など人間味あふれる作品の数々をお楽しみください。
ホームページ
http://www.artmuseum-itami.jp
展覧会問合せ先
Tel.072-772-7447
会場住所
〒664-0895
兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20
交通案内
阪急伊丹駅より徒歩北東へ約9分/JR伊丹駅より徒歩北西へ約6分/阪急バス伊丹中央停留所より徒歩北へ約3分
ホームページ
https://itami-im.jp/
兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20
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