切手とともに郵便や手紙文化を代表するのが“絵葉書”。
本展は、絵葉書の収集と研究で多数の著作がある、生田誠(いくた・まこと)さんのコレクションから、約500点を紹介するものです。
明治33(1900)年に私製葉書の郵便制度が開始され、様々な絵葉書が作られるようになります。
明治、大正、戦前昭和の時代、多くの女学生や若い女性が、美しく心に残る色彩、歌や花のモチーフ、女性像をデザインした恋愛表現、印象的なイメージの絵葉書を買い求めました。
はかない美しさと、西欧的で都会的な図柄、商業的も洗練された、これら“古き良きデザインの絵葉書”は、現代も私たちの心をとらえることでしょう。