タイトル等
文楽
会場
土門拳記念館
会期
2008-12-09~2009-02-11
休催日
12~3月は月曜日、4~11月は無休
開催時間
9:00~16:30
観覧料
一般420円(団体20名以上360円)
概要
太平洋戦争が激しさを増す昭和16~18(1941~1943)年、いつ召集令状が来るかわからない不安な日々の中で、土門は憑かれたように文楽の撮影に打ち込みます。当時国民生活が次第に窮乏してゆく状況下にありながら、文楽芸術派浄瑠璃に豊竹古靫太夫、三味線の鶴沢清六、人形遣いの吉田文五郎、吉田栄三、桐竹紋十郎といった国宝級の三役がそろい、まさに黄金期を迎えていたのです。
戦局がきびしくなった昭和19年暮、土門は撮影した6000点あまりのガラス乾板を、自宅床下に掘った防空壕に埋めて戦火から守ります。そのときすでに、被写体であった貴重な人形や衣装は戦火で消失していました。空襲から守り抜いた至芸の記録は、撮影後約30年を経た昭和47(1972)年、写真集『文楽』として刊行され、はじめて世に出ました。また、今回6点のカラーさくひんを 展示いたしますが、このたいへん不思議な渋い色再現をしているカラー写真は、実はカラーフィルムを使って撮影したものではありません。まだにほんにカラ^-フィルム画なかったこの時代、土門は、被写体にそれぞれ赤・緑・青のフィルターをかけて写した白黒ネガを合成し製版するという独自の方法でカラー写真に挑戦しました。大変面倒で時間のかかる撮影だったため、わずか数点しかありませんが、とても貴重な資料となっています。
ホームページ
http://www.domonken-kinenkan.jp/
展覧会問合せ先
財団法人 土門拳記念館 Tel.0234-31-0028
会場住所
〒998-0055
山形県酒田市飯森山2-13 (飯森山公園内)
交通案内
[飛行機の場合 (ANA)]
羽田空港―庄内空港:約60分

[電車の場合 (JR線)]
東京―新潟―酒田 (上越新幹線―羽越本線):約4時間

[お車の場合]
日本海東北自動車道―酒田ICより 約5分
(飯森山公園内駐車場をご利用ください)

◎ 酒田駅より
タクシー:約10分 / バス:約16分 (土門拳記念館 下車)

◎ 庄内空港より
タクシー:約20分 / バス:約30分 (東北公益文科大学 下車)
ホームページ
http://www.domonken-kinenkan.jp/
山形県酒田市飯森山2-13 (飯森山公園内)
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