大相撲の歴史の中で、同時に四人の横綱が登場したことが何度かありました。
勢揃いする四横綱の姿は、まさに豪華絢爛。それぞれの横綱土俵入りを見比べるのも楽しさの一つであり、四横綱を中心として覇権が競い合われるのも相撲ファンの間に興味を呼び起こしました。
昭和戦前では、2回の四横綱時代がありました。昭和13年(1938)の玉錦・武蔵山・男女ノ川・双葉山、そして昭和18年から20年にかけての双葉山・羽黒山・安藝ノ海・照國です。
今回の展示では、戦前の大相撲界を華々しく彩った2回の四横綱の時代を、それぞれの力士の資料や写真によってご紹介いたします。