タイトル等
アンドレ・ボーシャン いのちの輝き
会場
ニューオータニ美術館
会期
2009-01-31~2009-04-12
休催日
月曜日(ただし5月3日は開館、6日は休館)
開催時間
午前10時~午後6時(ご入館は午後5時30分まで)
観覧料
一般 700円、高大生 500円、小中生 300円、宿泊者無料
(20名以上の団体は各 100円割引)
主催者
ニューオータニ美術館
概要
「素朴派」礼賛の風潮は、19世紀末のパリで、ドイツの評論家ヴィルヘルム・ウーデや当時第一線で活躍した芸術家たちによって、アンデパンダン展(無審査展)に参加した税関吏アンリ・ルソー(1844-1910)の芸術を喧伝されたことに始まります。

素朴派芸術とは、正規の美術教育を全く、または、ほとんど受けていない芸術家の手による作品をさします。それらの作品は、正統的な理論や技法にとらわれず、内的な要求に従って表現されました。

テクニックを習得すればするほど失われがちな、おそらく画家を志す原点であろう「絵を描く喜び」や「対象に対する純粋な感動」を、素朴派の画家たちは持ち続けました。

ルソーの後、最も優れた素朴派の画家として挙げられるのが、アンドレ・ボーシャン(1873-1958)です。ボーシャンは、1873年フランス中部のシャトー・ルノーに庭師の息子として生まれました。第一次世界大戦中、測量隊で軍事用測量図の作製を担当したのをきっかけに、画家としての才能に目覚めます。以来、除隊後も畑仕事で生活を支えながら、46歳で本格的に絵を描き始めました。その画面は柔らかく上品な色調でまとめられ、自然への愛情に満ちています。

本展では、長野県下諏訪のハーモ美術館、東京都の世田谷美術館のご協力をいただき、両館の所蔵作品にニューオータニ美術館の所蔵作品を加えて、ボーシャンを紹介いたします。庭師であった経験がいかされた「花」、不思議なアンバランスさが魅力の「風景」、画家自身が若い頃から興味を持っていた「神話・聖書」、やさしさ溢れる「人物」の4つのテーマごとに展観いたします。純粋に「絵を観る喜び」を感じていただければ幸いです。
ホームページ
http://www.newotani.co.jp/museum
会場住所
〒102-8578
東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート6F
交通案内
東京メトロ銀座線・丸の内線「赤坂見附」駅D出口より徒歩約4分
有楽町線・南北線・半蔵門線「永田町」駅7番出口より徒歩約5分
ホームページ
http://www.newotani.co.jp/group/museum
東京都千代田区紀尾井町4-1  ニューオータニガーデンコート6F
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