タイトル等
香月泰男と1940-50年代の絵画
時代の造形詩-モダニズムから新たな地平へ
会場
下関市立美術館
会期
2009-02-05~2009-03-22
休催日
月曜休館
開催時間
午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般800(640)円/大学生600(480)円
( )内は20名以上の団体料金。18歳以下、70歳以上の方および高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在学の生徒は無料。
主催者
下関市立美術館
概要
〈シベリア・シリーズ〉で戦後美術史に不朽の足跡を残す香月泰男は、同時にすぐれた造形感覚にもとづく魅力的な作品を、生涯の各時期に制作しています。2009年3月8日は香月泰男の没後35周年に当たります。本展はこの機会に、香月泰男の造形世界が確立・展開していった1940年代から1950年代の作品の魅力をあらためて紹介するものです。
1911年、現在の山口県長門市三隅に生まれた香月泰男は、東京美術学校を卒業後、1938年に下関高等女学校に美術教師として赴任しました。その翌年文展で特選を受賞し、画家としての地歩を築きました。しかしまもなく召集され、戦後はシベリアに捕虜として1年半抑留されます。
帰国後約10年の模索の期間を経て、1950年代後半から〈シベリア・シリーズ〉を軸に、黒を基調にした独特の世界が展開されます。作風はそれまでとは大きく変わりますが、それは全く新たに構築されたわけではなく、以前からの画家の造形的探求の上に成立したものでした。時代の中で醸成された叙情性を含んだモダンな造形感覚、他の多くの画家たちも課題とした日本的油彩表現の探求、そして抑留体験に基づく自然や生命への畏敬と愛情、これらが重なり融合したものが香月芸術の到達した世界であったということができるでしょう。
本展では、造形的感性において香月作品との接点や共通性を看取し得る、あるいは対比的関心を抱かせる同時代の幾人かの画家たちの作品もあわせて展示し、相対的な視点から香月作品の時代性と独自性を顧みます。
ホームページ
http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/bijutsu/index.html
展覧会問合せ先
下関市立美術館 083-245-4131
会場住所
〒752-0986
山口県下関市長府黒門東町1-1
交通案内
JRからバス

▶ JR下関駅[東口]から (所要時間 約20分)

1番乗り場…長府・小月方面 (「市立美術館前」下車)
2番乗り場…宇部・秋吉・山口方面 (「市立美術館前」下車)

▶ JR新下関駅から (所要時間 約25分)

3番乗り場…「城下町長府」を経由する「マリンランド」行 または 「下関駅」行に乗車
→「関門医療センター」下車 (徒歩3分)

▶ JR長府駅から (所要時間 約15分)

バス停「長府駅前」(国道2号線沿い・ジョイフルの前) または 「長府駅」(駅ロータリー内)…「下関駅」または「市民病院」行に乗車
→「市立美術館前」下車すぐ

※ご注意
「長府駅」発は、運行本数が限られ、午前中・数本のみです。
「長府駅前」発は、10~15分に1本の間隔で運行。


自動車を利用

▶ 中国自動車道

下関インターチェンジから 「下関市街」~「壇の浦」方面へと進み、国道9号線合流点を長府方面へ。合流点から、約5キロ。 (関門医療センター向かい)
ホームページ
http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/bijutsu/
山口県下関市長府黒門東町1-1
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