タイトル等
師・藤島武二
会場
財団法人 大川美術館
会期
2008-10-01~2008-12-21
休催日
毎週月曜日(月曜祝日の場合は火曜日)年末年始(12月28日~1月2日)
開催時間
10:00~17:30(入館は17:00まで)
観覧料
一般1000円 高大生600円 小中生300円
・20名以上の団体は20%引
・障害者手帳をご提示いただいた場合は上記の半額
概要
藤島武二(1867-1943)は、1867年(慶応3)、鹿児島に薩摩藩士の子として生まれ、明治、大正、昭和前期を、東京美術学校(現、東京藝術大学)西洋画科の指導者として、日本の洋画壇の中心的な人物として活躍しました。
その時代、美術界では新しい進展を求める同行が次々とおこった時代でもありました。特に帝展改組にともなう1936年(昭和11)の新制作派協会創立に際して藤島は、愛弟子らに精神的な支持を与えたことはよく知られています。藤島武二は、指導者としての範囲を超えて、画業においても、人間的な魅力いおいても、若き青年画家たちにとって「大きな存在」であり続けました。
当館には藤島武二の素描100点が収蔵されています。これはかつて安宅コレクションにあったもので、その内容は留学時代、旅行中のスケッチ、蝶や婦人像の素描、フランスのサロン絵画の模写と多岐に及んでいます。さらに『明星』『みだれ髪』の挿絵版画35点も含まれて居ます。当館において、これらの全貌を紹介した初めは会館第1回企画展時でありました。その後、10周年記念時に開催して以降、これまで常設展示室内にて数点を入れ替えながら紹介してまいりました。開館20年にあたる節目の今年、再び藤島武二のエスキース群を一堂に介し展観してみたいとおもいます。本展では、藤島と師弟関係にあった画家群、あるいはその周辺の画家たちを、藤島の素描とともに振り返ろうとするものです。その画業の源泉としての素描群をたどりながら、日本の近代洋画の一側面を考えます。油絵がもたらされた明治以降、昭和にいたる激動の時代の中で「日本的なるもの」を意識し模索した若き画家たちにとって、藤島武二はどのような魅力を持ちえた人物であったのか、思いをめぐらす展観となれば幸いです。
今展では、当館収蔵作品から母子像をめぐる多様な表現を時代、ジャンルを問わずに紹介します。
ホームページ
http://www.kiryu.co.jp/ohkawamuseum/
展覧会問合せ先
Tel.0277-46-3300 Fax.0277-46-3350
会場住所
〒376-0043
群馬県桐生市小曽根町3-69
交通案内
● 東武浅草駅より 伊勢崎線 赤城行き「特急りょうもう号」で 新桐生駅まで約100分(北千住駅より約90分)、駅よりタクシーで約10分

● JR 桐生駅より 徒歩約15分、タクシーで5分
・ 上毛電鉄 西桐生駅より 徒歩約10分
※途中、急な坂および階段あり

● 北関東自動車道: 太田・藪塚I.C.または太田・桐生I.C.より 約25分
・ 東北自動車道: 佐野・藤岡I.C.より 約60分
ホームページ
http://okawamuseum.jp/
群馬県桐生市小曽根町3-69
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