●北近江(湖北)統治の実態を追求
戦国大名浅井三代とは、亮政・久政・長政の三代を言います。約50年間にわたり、戦国時代の北近江を統治しました。現在の湖北地域の一体性は、この浅井氏統治が歴史的に大きな役割を果たしています。浅井氏が北近江に残した足跡について考えます。
●家臣たちの視点から浅井三代を見る
現在も北近江には、多くの浅井氏家臣の子孫の方々が在住されています。また、近世大名家には多くの浅井氏家臣が登用され、その子孫も全国に散らばっています。家臣の家に伝来した資料にもスポットを当て、彼らの視点から浅井氏と村落のあり方について考えます。
●残された古文書を系統立てて展示
浅井氏が今に残す遺品として最も多いのは、三代が出した書状です。実物が残るものは100点前後と考えられます。浅井三代の文書を、なるべく多く展示し、花押や書式などから系統立ててご覧いただきます。
●残された武器・武具類を一堂に会する
浅井氏は滅亡した家だけに、残された武器・武具類は非常に少ないのですが、全国に散らばるゆかりの刀剣・甲冑を集め、その戦時体制について考えます。
●浅井三姉妹が後の世に与えた影響を検証
浅井三代は、長政とお市の子である三姉妹(淀殿・常高院・崇源院)によって、その滅亡後も繁栄し続けました。秀吉・家康の生涯に大きな影響を与えた三姉妹の生き様を、画像と書状で綴ります。