「記録は破られるためにある」という言葉がありますが、スポーツには様々な記録がつきものです。大相撲の世界も同様で、優勝回数、勝ち星、連続出場など、力士たちが記録を作ってきました。これらの記録のなかでも連勝記録は、簡単に作ることができるものではありません。昭和以降の幕内では、戦前の双葉山の69連勝がいまだに破られていません。現在の大相撲でも全勝優勝はなかなかできないことからも、連勝を続けることがいかに難しいことかがよくわかります。
本展では化粧廻し、取組写真を中心に、昭和以降の連勝記録をご紹介いたします。当時の相撲界を振り返りながら、記録に挑んだ力士、記録を阻止しようと奮闘した力士の姿をご覧いただければ幸いです。