人と物とが集う都市。都市はまた人や物を育み新たなライフスタイルを発信します。
本展では王朝依頼の都、京都と、振興都市江戸を中心に、描かれた都市空間を展示します。
京都のイメージは、室町時代から洛中洛外図屏風として描かれてきました。それらの作品には京の内外の名所や祭礼が散りばめられ、装いを凝らした人々の姿が街に満ち溢れています。こうした屏風は近世初期に江戸や他の都市にも広がり、都市図として新たなジャンルを確立しました。
展覧会では祭礼図、近世初期風俗画なども交え、都市を舞台とする時世粧を探訪します。