日仏交流150周年を記念して、「パリのエスプリ・京の雅・江戸の粋」と題し、クロード・モネを中心とするフランス印象派絵画と彼らに影響を与えた日本絵画、80余点の秀作を一堂に展覧いたします。印象派画家クロード・モネは、浮世絵を多数蒐集してジヴェル二ーの自邸に飾るほど日本美術をこよなく愛する一人でした。
葛飾北斎や歌川広重に代表される浮世絵は、構図や色彩にも大きな影響を与え、ジャポニスムの源流となりました。近世京都で活躍した伊藤若冲、竹内栖鳳らの雅で華やかな作品から、浮世絵に至る日本美術の変遷を辿り、受け継いできた美意識についても、思いを馳せていただけます。
恵まれないこどもたちへのチャリティーを目的としている本展覧会で、初公開作品を含む貴重な作品の数々をこころゆくまでご鑑賞ください。