今や世界に名立たるゲーム大国となった日本。しかし、テレビやコンピューターのない時代から、日本人はゲームに熱中していました。
この展覧会では、古くから親しまれてきた室内での遊びのなかから、日本人の遊び方の原点ともいえる「物あわせ」をはじめ、「双六」「囲碁」「将棋」などのボードゲーム、「貝覆い」「カルタ」などのカードゲーム、そして遊びから芸道にまで高められた「香道」をとりあげます。
これらの遊びは主に大人の余興として発展し、しばしば賭け事の対象にもなりましたが、それぞれの時代や階層において大いに楽しまれてきました。また、単に勝敗を競うだけでなく、遊びを通じて思考力を養い、教養を高め、感性を磨くという側面もありました。
何世紀ものあいだ日本人を夢中にさせてきた、伝統的な遊び(ゲーム)の魅力を再発見してみませんか?
☆全40点