タイトル等
開館30周年記念展 富士山 近代に展開した日本の象徴
会場
山梨県立美術館
会期
2008-06-07~2008-07-21
休催日
月曜日(ただし7月21日は開館)
開催時間
午前9時から午後5時まで(ただし入館は午後4時30分まで)※6月7日は午前9時30分から開場
観覧料
一般1000(840)円 大高生500(420)円 中小生260(210)円
※( )は20名以上の団体料金、前売料金、宿泊者割引料金
※小・中・高等・特別支援学校生は土曜日無料
※県内65歳以上の方(健康保険証等持参)は無料
主催者
山梨県立美術館 NHK甲府放送局
概要
信仰の対象として、物語の舞台として、美術のモチーフとして親しまれる富士山。私たちがイメージするこの富士山は、いったいどのように形づくられたのでしょうか。
清冽で威厳に満ちた夏の山容や、白雪を頂いた冬の雄姿など、実際に目にした富士山を思い浮かべる人もいるかもしれません。しかし一度も富士山を見たことがなくとも、「富士山」を描ける人は多いはずです。平安時代から伝わる数多の美術作品をはじめ、商業製品や銭湯の壁画、漫画の一コマなど、様々なビジュアル・イメージを通じて、富士山は長い間日本人に親しまれてきました。この展覧会では、明治以降の美術に焦点を当て、私たちがイメージする富士山がどのようにつくられたのかを探ります。
古来、多くの画家たちによって絵画化された富士山は、江戸時代後期には、伝統を受け継ぎながらも、近代的な意味合いを含んだ新たな富士として表現されるようになりました。明治期には、重要な輸出品として様々な工芸品が海を渡りましたが、その装飾には日本の象徴として富士山が多用されています。大正から昭和期には、国体観念として富士山が受容され、ポスターなどのマスメディアにも頻繁に取り上げられました。戦後は、伝統へのアンチテーゼとして、あるいは無意味化されたモチーフとして、富士山は単なる「日本人の心の拠」として位置づけることのできない、複雑な文脈で読み解かれていきます。
明治、大正、昭和、平成と多様化する価値観の中で描かれつづける富士山。本展では、近現代における富士山の諸相を約100点の絵画や工芸、日用品を含めた幅広い分野によって紹介します。

※会期中に展示替えを行います。
前期:6/7~6/29 後期:7/1~7/21
ホームページ
http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/contents/
展覧会問合せ先
055-228-3322
会場住所
〒400-0065
山梨県甲府市貢川1-4-27
交通案内
●中央自動車道甲府昭和インターより
・料金所を昇仙峡・湯村方面へ出て200m先を左折、徳行立体南交差点左折、アルプス通りを約2㎞直進、貢川交番前交差点を左折、国道52号を約1㎞左側。

●JR中央本線甲府駅より
・甲府駅バスターミナル(南口)⑥番乗り場から発車するすべてのバスで約15分、「県立美術館」下車。
・タクシーで約15分。(料金1,600円程度)

●昇仙峡より
・敷島営業所行バスで「県立美術館」下車
ホームページ
http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/
山梨県甲府市貢川1-4-27
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