タイトル等
ファーブル昆虫記の世界
会場
滋賀県立近代美術館
会期
2008-07-19~2008-08-31
休催日
毎週月曜日(ただし7月21日(月・祝)は開館、22日(火)は休館)
開催時間
午前9時30分 ~ 午後5時(入場は4時30分まで)
観覧料
一般(おとな)950(750)円/高大生650(500)円/小中生450(350)円
*( )内は20名以上の団体料金
主催者
滋賀県立近代美術館
概要
南フランスの小村サン・レオンに生まれたジャン=アンリ・ファーブル(1823-1915)は、学校の教師をしたり、物理や化学などの普及書を著しながら、さまざまな昆虫の観察をおこない、その生態の研究成果をまとめて発表しました。これが世に名高いファーブルの『昆虫記』(全10巻 1879-1907)です。
ファーブルは、昆虫を採集し、標本を作り、分類して体系立てるという従来の昆虫学には飽きたらず、明るい陽光の降り注ぐ南仏の自然の中で、日々の活動にいそしむ昆虫たちの生活をつぶさに観察し、それらの行動の謎を解き明かしました。タマオシコガネや狩り蜂などの驚くべき本能や習性を、自分で工夫した実験道具を使って探求し、昆虫たちの生と死のドラマを生き生きと描き出した『昆虫記』は、小さな虫たちの繰り広げる壮大な叙事詩といっても過言ではないでしょう。『昆虫記』は、刊行されて100年を経た現在でも、世界中の読者を魅了し、小さな生命に宿る神秘をみつめるファーブルの優しく真摯な眼差しは、多くのアーティストに霊感を与えています。
本展は、『昆虫記』の先駆けとなったファーブルの直筆論文や著書、デッサンなどの資料と『昆虫記』の挿図として用いられた写真、挿絵原画によって、ファーブルの幅広い業績と『昆虫記』の魅力を紹介します。また『昆虫記』に魅せられた熊田千佳慕、今森光彦、ヤン・ファーブルによる絵画や写真、映像作品、そして海洋堂フィギュアミュージアムが制作したオリジナルのジオラマなどを展示いたします。ファーブルが愛してやまなかった昆虫の世界と、『昆虫記』に触発された美術作品の両方を是非ご鑑賞下さい。
また現在、滋賀県立琵琶湖博物館において、「『昆虫記』刊行100年記念日仏共同企画 ファーブルにまなぶ」展が開催されています(8月31日まで)。あわせてご観覧いただくと、ファーブル『昆虫記』への理解がさらに深まることでしょう。
ホームページ
http://www.shiga-kinbi.jp/
展覧会問合せ先
代表077-543-2111
会場住所
〒520-2122
滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
交通案内
●公共交通機関をご利用の場合

JR琵琶湖線(東海道本線)「瀬田駅」からバス「滋賀医大」行きにて「文化ゾーン前」下車、徒歩約5分。
(バスは瀬田駅前1番乗り場から「帝産湖南交通バス」が、2番乗り場から「近江バス」が発着しています)

瀬田駅はJR京都駅から普通列車で約17分、JR大阪駅から快速列車で約46分。
新快速列車は停まりませんのでご注意下さい。

●タクシー利用の場合

「瀬田駅」から約15分(美術館の入り口まで乗り入れできます)。
(帰路のタクシーは、エントランス受付裏の公衆電話から依頼すれば、美術館の通用門前まで乗り入れてもらうことができます)
なおタクシーは文化ゾーン北ゲートからは入れません。
美術館入口まで入る場合は約1キロ先の東ゲートまでう回しますので、ご注意下さい。

●自家用車をご利用の場合

名神・新名神高速道路経由の場合:草津田上インターから約5分
文化ゾーン駐車場3か所 (約320台収容可能、無料)
ホームページ
http://www.shiga-kinbi.jp/
滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
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