佐倉市立美術館では、「佐倉・房総ゆかりの作家たちの作品」を柱の一つとして調査・研究を進めております。昨年度は、晩年の25年間を佐倉で過ごした洋画家・柴宮忠徳の作品をご寄贈いただきました。
柴宮忠徳(昭和13年長野県生~平成19年佐倉市没)は、赤・青・黄色または緑・橙・紫といった鮮烈な色彩による幻想的な作品を立軌会や個展に発表した作家です。地域にも積極的に関わり、佐倉美術協会や市内の公民館での講師・サークルの指導にあたりました。
本展では、柴宮忠徳の作品とともに、日本近代洋画の先駆者・浅井忠や佐倉市に住んでいた水彩画家・荒谷直之助、金工家の香取秀真や津田信夫などの油彩画・水彩画・工芸品など約40点をご紹介いたします。