タイトル等
南川三治郎展 ―熊野古道 巡礼の道―
会場
パラミタミュージアム
会期
2008-01-02~2008-01-31
休催日
会期中無休
開催時間
9:30~17:30
(入館は17:00まで)
観覧料
一般/1,000円(4枚セット3,000円) 大学生/800円 高校生/500円 中学生以下/無料
概要
長年欧州を拠点に活動していた写真家南川三治郎が、キリスト教の巡礼道「カミーノ・デ・サンティアゴ」から、日本へ目を向け、日本の巡礼の道「熊野古道」を、2年半にわたってたった一瞬のシャッターチャンスを求めて歩き、撮り続けました。
そこには、大自然を背景にゴールに向けて一心に歩き続ける人々の魂の触れ合い、ドラマがあります。そして南川はその巡礼の道とともに各所に点在する普段決して人目にふれることのない秘宝を、超大型8×20のフィルムに収めました。世界遺産の道をたどった巡礼の人々の再生の記録がここにあります。
今回は100点を超える作品を一堂に展示し、写真家南川三治郎の捉えた聖域熊野古道の世界をお楽しみいただきます。


■熊野古道
2004年世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」の熊野三山・吉野・大峯・高野山には緑濃い山々、苔むす坂道や石畳に遥か太平洋からの涼やかな風が吹いています。紀伊の山々に護られた霊場は、神と仏の二つの宗教が混在し、さしたる争いごともなく仲良く共存する世にも不思議な空間であります。太陽、巨岩、大滝など脅威的な自然に神を見る神道、遠くインド・中国から伝来した仏教、それらが影響しあって生まれた修験道、さらにはそれらを巡拝する信仰など、さまざまな祈りの姿がおおらかに受け継がれ現在に至っています。

◎取材地:吉野・大峯・高野山・熊野三山/大峯奥駈道、中辺路、小辺路、大辺路、伊勢路(国宝・重要文化財の仏像等も含む)など。


■世界に一台だけの超大判カメラ
今回の撮影で使用したカメラは、世界で3台しか作られなかったアメリカ製大判カメラ「ディアドルフ8×20」に手を加えたもので、世界に1台しかありません。一般的なフィルムの大きさは24×36ミリ。ところがこのカメラのフィルムはその120倍の200×505ミリもあります。クリアな表現のために巨大なフィルムを使う南川の写真は「カラーできっちり撮り、ピントが隅々まで合っていないと気がすまない」写真本来がもつ記録性を生かし、フィルムのなかに「時」を切り取り密封して、その場の空気までも捉え、人間の目に近い映像でビジュアル展開します。
ホームページ
http://www.paramitamuseum.com/
展覧会問合せ先
Tel.059-391-1088
会場住所
〒510-1245
三重県三重郡菰野町大羽根園松ヶ枝町21-6
交通案内
自動車/ 東名阪「四日市I.C.」より国道477号(湯の山街道)を湯の山方面へ約6.5Km

電車/ 近鉄「四日市駅」下車、近鉄湯の山線に乗り換え約25分 「大羽根園駅」下車、西へ300m
ホームページ
https://www.paramitamuseum.com
会場問合せ先
059-391-1088
三重県三重郡菰野町大羽根園松ヶ枝町21-6
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