タイトル等
近代製紙産業と王子
会場
紙の博物館
会期
2008-03-15~2008-05-11
休催日
毎週月曜日(5/5は開館) 3/21(金) 4/30(水) 5/7 (水)
開催時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
観覧料
大人300円 小・中・高校生100円(20人以上で団体割引有)
概要
飛鳥山公園に“飛鳥山3つの博物館”として紙の博物館、北区飛鳥山博物館、渋沢史料館が併設されてから、今年3月で10周年を迎えます。この企画展は「王子・飛鳥山」という3館共通テーマで開催するものです。

1875年(明治8)、抄紙会社が王子村(現在の北区王子)で輸入抄紙機によって洋紙を作り始めました。翌年、抄紙会社に隣接した大蔵省印刷局抄紙部が手すきで紙幣用紙を作り始め、更に日本初の国産抄紙機を製造して印刷用紙も作るようになりました。抄紙会社とは後の王子製紙王子工場で、業界のリーダーとしてわが国の製紙産業の近代化の基礎を築くのです。王子地域には、王子製紙、印刷局抄紙部が核となって、多くの製紙会社や製紙関連資材会社が誕生しました。そのことから王子は近代製紙産業発祥の地として知られています。

この企画展では、なぜ王子に製紙産業が生まれたのか、その発展の歴史を明治から昭和前半まで辿ります。主な資料としては、昨年、製紙業界初の産業考古学会推薦遺産となった抄紙会社の機械設備図面(1875年)、王子製紙2号抄紙機のドライヤー鏡板(1887年)などの当館収蔵品を中心として、国産第1号抄紙機のネームプレート(1880年/お札と切手の博物館蔵)、当時の飛鳥山周辺を描いた「武陽王子飛鳥山真景」(1888年/国立印刷局王子工場蔵)、さらに稲ワラから紙をつくることを報じた朝野新聞(1880年/日本新聞博物館蔵)などを展示いたします。
ホームページ
http://www.papermuseum.jp
展覧会問合せ先
紙の博物館 03-3916-2320
会場住所
〒114-0002
東京都北区王子1-1-3(飛鳥山公園内)
交通案内
・JR京浜東北線 王子駅南口より 徒歩5分
・東京メトロ南北線 西ヶ原駅より 徒歩7分
・都電荒川線 飛鳥山駅より 徒歩3分
・都バス(王40甲・王55・草64系統)飛鳥山バス停より 徒歩4分
・北区コミュニティバス 飛鳥山公園バス停より 徒歩2分
東京都北区王子1-1-3(飛鳥山公園内)
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