私たちはいつも表現して生きています。靴や洋服を選ぶこともりっぱな表現な のです。その意味で私たちはアーティストだといえるのかもしれません。表現のプロであるアーティストたちは、自分たちの見たものや考えをよりオリジナルなものにするため、いろんな試みをしてきました。20世紀、物質的に豊かな時代を迎えたアーティストたちは、キャンバスに絵筆で「描く」ことから発展させて様々な技法、素材の作品を生 み出してきました。
板橋美術百貨展では、20世紀の日本の美術運動をリードしてきた選りすぐりの約70点の作品をご用意いたしました。これまであまり公開されることのなかった、多種多様なアートワークを「描く」「貼る」「撮る」の3つのアクションに分けて一堂にご紹介いたします。