タイトル等
江戸の出版仕掛け人part4 幕末の浮世絵と絵師たち
会場
たばこと塩の博物館
会期
2008-01-26~2008-03-09
休催日
毎週月曜日 ただし2月11日(月・祝)は開館、翌12日(火)が休館
開催時間
10:00~18:00(入館は17:30まで)
観覧料
大人100円(50円)、小・中・高校生50円(20円)
( )内は20名以上の団体料金
*70歳以上の方は無料(証明書が必要です)
概要
幕末の江戸では、大事件や災害が続き、コレラや痳疹(はしか)といった疫病も流行していました。その上、外国船が攻めてくるといったような不穏な噂も飛び交い、そのたびごとに、事件や災害に関連させた絵が出版されていきました。謎かけ風であったり、戯画風であったり、絵のタイプはさまざまですが、幕末の人々が、事件等に関連させたような絵を非常に好み、そこからさまざまなことを知り、読み解いていたことがよこわかります。
幕末の絵師たちは、役者絵や美人画、風景画も多く残していますが、人々の好みに合わせ、そこに世相を反映させた作品も残しています。役者と幕末の政権抗争を重ね合わせて描くこともありましたし、ときには、ありのままい出来事を題材にすることもありました。幕末の浮世絵を見ていると、ばくまつならではの絵師たちの活躍ぶりが伝わってきます。
この展示では、世相の描かれた幕末の浮世絵と、その頃活躍した貞秀、国周、芳幾、芳年、二代目広重、三代目広重らの作品を紹介します。合わせて、千代田区立四番町歴史民俗資料館に寄託されている三代目豊国らの浮世絵版画画稿を特別展示します。この画稿は神田塗師町の金物問屋三谷家に伝えられたもので、八代目の当主長三郎は、幕末の浮世絵の出版に出資していました。長三郎が絵師に指示した紙片も貼り込まれており、幕末の浮世絵出版の舞台裏を見せてくれます。
これらの資料を通して、パトロンの存在や、世相の絵がかれ方、そして時代に翻弄されながらも数多くの作品を残していった絵師たちのようすなど、幕末の浮世絵出版について、思いを馳せていただければ幸いです。
ホームページ
http://www.jti.co.jp/Culture/museum/WelcomeJ.html
展覧会問合せ先
03-3476-2041
会場住所
〒150-0041
東京都渋谷区神南1-16-8
交通案内
JR山手線渋谷駅から徒歩7分
東京都渋谷区神南1-16-8
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