タイトル等
3.10 10万人のことば
会場
ギャラリー・エフ
会期
2008-03-09~2008-03-10
開催時間
3月9日(日)18:00~ 3月10日(月)19:00~
観覧料
3000円(1ドリンク付き)
概要
第二次世界大戦の末期、1945年3月10日の未明に、アメリカ空軍は日本の首都、東京に大規模な空爆を行いました。後に「東京大空襲」と呼ばれるこの爆撃は、浅草や両国を含む東東京を中心に行われ、折からの強風が街を火の海と化し、わずか一夜にして10万人の命が奪われたと言われています。その死者の多くは、老人や女性、こどもといった非戦闘員の人々でした。 アーティストのカワチキララとダンサーの鈴木一琥は、半世紀以上前に起きたこの惨事が現代人にとって無関係ではないことを、アーティストにのみ可能な表現で伝えることを目指した創作活動を2003年より開始。そして、2005年に「3.10 10万人のことば」というダンス作品を完成させました。 作品を構成するのは、空襲の体験者の証言、ダンスによる肉体表現、そして空間です。まず、カワチキララが空襲の体験者にインタビューし、証言を再構成したサウンド作品を制作。会場は江戸時代末に建立された土蔵のアートスペース、ギャラリー・エフです。空襲を生き延びた建物のなかで、体験者たちの声をバックに、鈴木一琥は肉体表現の限りを尽くし、空襲の一夜を再現するダンスパフォーマンスを行いました 初演の2005年は東京大空襲の60周年という節目の年でしたが、それ以後も「3.10 10万人のことば」は毎年、同じ日に上演され、今年で4年目を迎えます。同じ内容の公演をただ繰り返すのではなく、毎年、公演の意義をアーティスト、ダンサー、そしてスタッフが自身に問いかけながら、それぞれの年の「3.10 10万人のことば」を制作、上演してきました。今年も、体験者への新たなるインタビューを行い、証言による音声作品とダンスを再構成するとともに、初めて2日間の公演を行います。 2008年3月9日、10日。63年前の空襲の一夜を追体験する45分のダンスパフォーマンスが上演されます。
ホームページ
http://www.gallery-ef.com
展覧会問合せ先
03-3841-0442
会場住所
〒111-0034
東京都台東区雷門2-19-18
交通案内
銀座線浅草駅2番出口より徒歩2分 浅草線浅草駅A5出口より右2軒となり 大江戸線蔵前駅A5出口より徒歩10分
東京都台東区雷門2-19-18
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