神奈川県立近代美術館葉山の開館5周年を記念して、「コレクション3館展示 葉山館開館5周年記念 百花繚乱の絵画」展を開催します。神奈川県立近代美術館は、戦後もまもない1951年に日本で初めての公立近代美術館として古都鎌倉に創設されました。活発な展覧会活動を通じて、作家、作家のご家族、収集家の方々のご理解と信頼を得るようになり、次第にコレクションが形成されてきました。2003年秋からは、海と山に囲まれた葉山に新築された建物を加えて活動を展開し、コレクションづくりは現在も熱心に続けられています。本展は、57年間にわたる活動の中で形成されてきた1万点に近い収蔵品から、選りすぐりの絵、普段紹介の難しい絵を合わせ、当館のコレクションの豊かさを、質とともに量としても紹介するものです。
本展は、葉山館、鎌倉館、鎌倉別館で同時に開催し、総計400点ほどの作品で構成します。鎌倉別館では、横山大観、片岡球子、高山辰雄などの主に明治から現代までの日本画を展示します。