タイトル等
竹生島弁才天信仰と名宝
会場
市立長浜城歴史博物館
会期
2008-02-09~2008-03-09
休催日
会期中無休
開催時間
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料
個人/一般400円 小中学生100円
※20名以上の団体は2割引
※湖北2市2郡在住の小・中学生は無料
概要
多様な竹生島信仰
竹生島信仰とは、琵琶湖の北部、その最深部に程近く暗青色の湖に抱かれた孤島そのものを対象とした信仰、また竹生島上に展開されてきた神への信仰・仏への信仰のことを言います。前者は、いわゆる歴史時代以前の自然信仰と呼ばれるものです。島の北対岸に位置する葛籠尾崎湖底遺跡は、水深10m~70mの深い湖底に縄文時代早期から平安時代にかけての土器などがほぼ完全な形で沈んでいます。この謎の多い遺跡も、竹生島への自然信仰に関係した遺跡である可能性も考えられます。また後者は『竹生島縁起』や『近江国風土紀逸文』などに散見される竹生島周辺の地主神である浅井姫命への信仰から始まり、中世には仏典『金光明最勝王経』に表されている仏・弁才天と習合し、神仏が一体となった信仰が繰り広げられました。さらには奈良時代以降に竹生島でも受容された仏教は、弁才天信仰を中心に発展しつつ、中世には観音信仰も興隆し、西国三十三所観音霊場の第30番札所として位置づけられるようになります。
こうした多彩な歴史を踏まえて、現在一般に竹生島信仰といえば「弁才天信仰」と「観音信仰」、または浅井姫命のほか都久夫須麻神社の祭神である市杵島姫命・宇賀御魂命、あるいは竜神などの神々を信仰する「竹生島明神信仰」ともいうべき信仰をさす言葉として使われています。

竹生島の弁才天と解き明かす
この企画展では、竹中島信仰の根幹を成した弁才天信仰に焦点を当て、湖北(琵琶湖の北部地方のこと)の民衆にとって、竹中島の弁才天とはどういう存在であったのか、さらには、竹生島は戦国時代を中心に多くの武将と関わりを持っていましたが、彼らにとって竹生島信仰とはいかなるものだったのか、を名宝の数々から、核心に迫りたいと思います。
ホームページ
http://www.city.nagahama.shiga.jp/section/rekihaku/
展覧会問合せ先
TEL 0749-63-4611
会場住所
〒526-0065
滋賀県長浜市公園町10-10
交通案内
JRびわこ線(北陸本線)長浜駅より徒歩5分
高速道路北陸自動車道長浜ICより車で15分
滋賀県長浜市公園町10-10
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