この展覧会は徳島出身で現在京都在住の造形作家、岩野勝人(1961-)が「徳島再見」をテーマに構成したものです。岩野の出身地が三好郡三加茂町(現東みよし町)であることから、徳島県西部を中心に取り上げています。また、岩野自身が作品を発表する以外にも、彼が選んだ作家たちの作品も出品されます。岩野の美術の師であり、徳島県展でも活躍した三加茂町出身の川原康孝(1928-2000)の作品、岩野同様、現在活躍中の作家、谷本天志(1966-)、中西信洋(1976-)が徳島県西部に取材した新作、さらには岩野と徳島在住の写真家、森宮英文(1956-)とのコラボレーションと多岐にわたっています。これらの作品をご覧頂き、それぞれの魅力を感じていただくと同時に、皆さんの知らなかった徳島にも出会うきっかけになればと思います。