タイトル等
加賀藩の美術工芸と芸術院会員・人間国宝
会場
石川県立美術館
会期
2007-11-27~2007-12-13
休催日
会期中無休
開催時間
9時~17時 入館16時30分まで
観覧料
一般250円(200円) 大学生200円(160円) 高校生以下無料、( )内は20名以上の団体料金
概要
美術館の所蔵品公開の一環として、隣接の石川県立歴史博物館特別第1展示室で開催する企画展の2回目です。金沢を中心とする石川県には、数多くの伝統工芸が地域に根付き、育まれ、東京、京都と並んで、日本を代表する工芸の盛んな地域として知られています。加賀藩主前田家は、初代利家以来、茶の湯を初めとした文化事業に深い関心を寄せ、なかでも三代利常は傑出した文化大名として知られています。また、二代利長時代からの「細工所」という武具甲冑を修理する組織を発展させ、蒔絵の五十嵐道甫、清水九兵衛、金工の後藤顕乗など当代一級の名工を招聘するなど、加賀蒔絵、加賀象嵌を中心とする加賀の工芸の基礎作り行いました。 今回は加賀藩が育成した工芸美術コレクションの中から、陶芸では古九谷の「青手老松図平鉢」、「色絵鴛鴦流水図平鉢」、初代大樋長左衛門作県文化財「飴釉烏香炉」、漆芸では伝清水九兵衛作重要文化財「蒔絵和歌の浦図見台」伝五十嵐道甫作県文化財「蒔絵螺鈿秋月野景図硯箱」などの加賀蒔絵、金工は小市永次作「銀象嵌花筏文鐙」などの加賀象嵌に初代宮崎寒薙作「段々釜」、加賀友禅では「友禅松竹梅丸文夜着」など、約20点を展示いたします。
また、その伝統を継承し、発展させた石川県ゆかりの芸術院会員・人間国宝の中から、芸術院会員からは陶芸の板谷波山、二代浅蔵五十吉、十代大樋長左衛門、漆芸の佐治賢使、三谷吾一、金工の蓮田修吾郎の6名の作品を展示いたします。人間国宝からは陶芸の富本憲吉、石黒宗麿、三代徳田八十吉、吉田美統、漆芸の松田権六、赤地友哉、前大峰、大場松魚、寺井直次、塩多慶四郎、前史雄、小森邦衞、友禅では木村雨山、羽田登喜男、森口華弘、金工では初代と三代の魚住為楽、中川衛、金森映井智、刀剣の隅谷正峯、木工の氷見晃堂、川北良造、人形の堀柳女、截金の西出大三の24名の作品約50点を一堂に展示いたします。
ホームページ
http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp
展覧会問合せ先
076-231-7580
会場住所
〒920-0963
石川県金沢市出羽町2-1
交通案内
●金沢駅北陸鉄道バスターミナル東口0番乗場「城下町かなざわ周遊号」県庁前(石浦神社前)下車徒歩5分
●金沢駅東口からタクシーで約4㎞、15分
石川県金沢市出羽町2-1
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