タイトル等
紫紙金泥経
~その美しさに秘められた謎~
会場
紙の博物館
会期
2007-09-15~2007-11-25
休催日
月曜日(9/17、9/24、10/8は開館) 9/18(火)、9/25(火)、10/9(火)、11/6(火)は休館
開催時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
観覧料
大人300円、小・中・高校生100円(団体割引有)
主催者
(財)紙の博物館
概要
国宝「紫紙金字金光明最勝王経」は今から1200年以上も前、聖武天皇によって護国安寧を祈って全国の国分寺に納められた経典です。紫根で染めた紙に金泥で書写されており、その燦然とした輝きは今もなお失われることなく保たれています。
福島久幸氏(静岡市清水区在住の歯科医師)はこの金泥書を初めて目にされた時、その見事さに圧倒されるとともに、なぜ金で字が書けるのか、なぜ千年以上の時を経ても剥げ落ちることなく輝き続けているのかなどの疑問を持たれ、この謎を解くために紫紙金泥経の研究を開始されました。
福島氏は、能書家で植物学にも造詣が深く、歯科医師であることから金の取扱いには熟練されているという三拍子そろった能力と、とてつもない凝り性の性格から徹底的な研究を行い、金泥書の製法を解明されました。そして「紫紙金字金光明最勝王経」の再現はもとより、「万葉集」や「源氏物語」などの古典や江戸時代の植物学書などを多数書写されました。それらは「福島本」と呼ばれて珍重されています。
この企画展では、福島氏の20年間にわたる研究の成果を、その技術的分析や奈良時代の製紙や写経など、歴史的な側面と併せて紹介いたします。また、展示期間中に「金泥書実演会」を2回開催いたします。この機会に金泥書の世界をご堪能ください。
ホームページ
http://www.papermuseum.jp
展覧会問合せ先
紙の博物館 03-3916-2320
会場住所
〒114-0002
東京都北区王子1-1-3(飛鳥山公園内)
交通案内
・JR京浜東北線 王子駅南口より 徒歩5分
・東京メトロ南北線 西ヶ原駅より 徒歩7分
・都電荒川線 飛鳥山駅より 徒歩3分
・都バス(王40甲・王55・草64系統)飛鳥山バス停より 徒歩4分
・北区コミュニティバス 飛鳥山公園バス停より 徒歩2分
東京都北区王子1-1-3(飛鳥山公園内)
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