大胆な構成と独自の色使いで、日本画の概念を覆す躍動感ある力強い表現を確立した片岡球子。 創作活動を始めてから今年で80年、現在もご活躍されています。 「あどけなけない私の描く富士が、人々に勇気を与えたり、病気が治るような気持ちになったり、 何か良いことにあいそうな豊かな心に恵まれたり、花の咲く富士山に遊びに行きたくなったり、雪降りしきる富士の我慢を知ったり、富士の絵で清められたり、できたらなあ、などと 乙女の祈りのような心で沢山描いています。」-美術雑誌「みずえ」より- 絵に対する強い思いが伝わってくる片岡球子作品の世界を是非ご堪能下さい。