ポップ・アートは広告やマンガ、映画など大衆文化のイメージを作品の中に取り入れた美術です。明るく軽快な表現でイラストのような親しみやすさを持っているのが特徴です。イギリスに始まったとされるポップ・アートは、大量生産、大量消費時代を謳歌していた1960年代のアメリカで大きく開花しました。以後、半世紀を経て、技術革新とともに極めて多様なイメージが氾濫する今日、新しい世代のアーティストがアメリカを舞台に誕生しています。
本展覧会は、1960年代のロイ・リキテンスタイン、アンディ・ウォーホルといったポップ・アートの巨匠から現在活躍中のヴィック・ムニーズやマリーナ・カポス、デイヴィッド・ラシャペルなど26名、約80点の作品を通して、「ポップ」をキーワードに現代の美術界をリードし続けるアメリカ美術の一断面を紹介します。
<主な出品作家>
マリーナ・カポス(Marina Kappos 1972~ )
デイヴィッド・ラシャペル(David LaChapelle 1969~ )
ヴィック・ムニーズ(Vik Muniz 1961~ )
キース・ヘリング(Keith Haring 1958~1990)
ケニー・シャーフ(Kenny Scharf 1958~ )
アンディ・ウォーホル(Andy Warhol 1928~1987)
ロイ・リキテンスタイン(Roy Lichtenstein 1923~1997)