ラオスを中心としたメコン河流域には数多くの民族集団が暮らしています。モチゴメ「カオ・ニャオ」を主食として暮らす彼らが製作し、使用していた民族色豊かなモノ(素材・製品・道具)を通して、同河川流域に暮らす人々の生活様式を、歴史的な比較の視点を持ちながら描写します。
当館をはじめ各関係博物館や研究者所蔵のモノ・写真資料および調査活動時の収集資料を選び、分かりやすく展示します。
この企画展は、2003年度より、総合地球環境学研究所と国立民族学博物館で進められてきた研究プロジェクト*に当館も加わり、両者と連携して進めてきた研究成果の一端を公開するものです。人間文化研究機構とも連携しています。
*「アジア・熱帯モンスーン地域における地域生態史の統合的研究1945-2005」