川村記念美術館は、大日本インキ化学工業株式会社とその関連会社が収集してきた美術品を公開するため、1990年に千葉県佐倉市に開館した私立美術館です。20世紀美術を中心として、レンブラント、印象派からピカソ、シャガール、日本の屏風まで、総数1000点を超えるコレクションを有し、なかでも第2次世界大戦後のアメリカ美術の秀作を数多く収蔵しています。
本展は、川村記念美術館の増改築工事による一時休館にあわせ開催するもので、同館のコレクションが中国地方でまとまって展示されるのは、初めてのことです。西洋と日本の巨匠たちの名品67点を紹介する本展は、東西の美術の魅力を堪能するまたとない機会となるでしょう。
<展示構成>
第1章
レンブラントの部屋
第2章
モダン・アートの幕開け:印象派、エコール・ド・パリ、幾何学的抽象
第3章
前衛の時代:ダダ、シュルレアリスムからアンフォルメルへ
第4章
抽象美術の黄金期
第5章
ポップ・アートとフランク・ステラ
第6章
日本絵画の流れ