茨城県陶芸美術館では平成19年5月29日(火)から10月8日(月・祝)にかけて新収蔵品展を開催いたします。当館では、日本近現代陶芸の全体像が概観できる優れた作品を主な対象として、収集活動を行っています。これまでに茨城出身の板谷波山をはじめ、重要無形文化財保持者や文化勲章受章者、日本の近代から現代に至る陶芸の流れにおいて重要な作家の代表的作品など、特色あるコレクションを形成してきました。今回の展示では、明治期の陶芸を代表する初代宮川香山、近現代の陶芸に偉大な功績を残した濱田庄司や楠部彌弌、加守田章二をはじめ、重要無形文化財「萩焼」保持者の三輪休和、同「鉄釉陶器」保持者の原清ら人間国宝のほか、現在茨城で活躍する伊藤東彦など、平成18年度に収蔵した14作品(購入8・寄贈6)の中から10作品を紹介いたします。