タイトル等
モーリス・ユトリロ
孤独な魂が描いたパリの街角
会場
北海道立旭川美術館
会期
2007-09-01~2007-10-14
休催日
月曜日(9月17日、24日、10月8日は開館)、9月18日(火)、9月25日(火)10月9日(火)
観覧料
一般1000(800)円、高大生600(450)円、小中生400(300)円
( )内は前売および10名以上の団体料金。
主催者
北海道立旭川美術館、北海道新聞社、ユトリロ展実行委員会
概要
モーリス・ユトリロ(1883-1955)は、画家スュザンヌ・ヴァラドンを母にパリのモンマルトルに生まれました。孤独な少年時代を過ごし、はやくから飲酒を深めたためにアルコール依存症となり、その治療として絵筆を与えられました。モンマルトルの風景をひたすら描き続けたユトリロは、次第に画家として高く評価されるようになり、晩年には世界的な名声を確立しました。しかし、飲酒が原因で入退院を繰り返し、家族の監視のもとで制作を続けた彼の心からは、深い孤独感が消えることがなかったと伝えられています。

アルコールに苦しみながら、白い漆喰の壁が並ぶひっそりとしたモンマルトルの街を多く描いた「白の時代」(1910年代前半)。鮮やかな色彩を用い、明るさと開放感が表現されるようになった「色彩の時代」(1920年代以降)。軽快なタッチが際立つようになった晩年。風景に自らの内面を重ねて描き出したユトリロの作風の変化は、揺れ動く彼の魂の軌跡をそのまま伝えるものと言ってよいでしょう。

本展では、「白の時代」の作品から「色彩の時代」、さらに51歳で結婚してから最晩年まで、日本初公開の33点を含む78点の絵画に加え、これまで日本で公開されることのなかったユトリロの絵筆やパレット、またパリ名誉市民賞のメダル等の貴重な資料をあわせて紹介します。哀愁と詩情に満ちたユトリロの絵画世界を、この機会に心ゆくまでお楽しみ下さい。
ホームページ
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.jp/hk-asamu/
展覧会問合せ先
TEL(0166)25-2577 FAX(0166)25-2539
会場住所
〒070-0044
北海道旭川市常磐公園内
交通案内
[徒歩]
JR旭川駅から徒歩20分

[バス]
JR旭川駅北側の1条通の14番バス停(1条8丁目)から、3・13・23・24・33・35番のバスに乗車。もよりのバス停は4条4丁目(3・33・35番)、徒歩5分。または8条西1丁目(13・23・24番)、徒歩3分。また、常磐公園前を経由するバスもご利用いただけます。バス停から徒歩7分。

[タクシー]
旭川駅前から約10分
ホームページ
https://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/abj
北海道旭川市常磐公園内
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