タイトル等
第23回平櫛田中賞受賞記念 保田春彦展
―白い風景+季節の残像―
会場
井原市立田中美術館
会期
2007-10-05~2007-11-25
休催日
月曜日(ただし、月曜日が祝日または振替休日のときはその翌日)
観覧料
一般700円(560円) 65歳以上 350円(280円) 高校生以下無料
( )内は前売券および団体20名以上の料金
概要
井原市が生んだ近代木彫界の巨匠・平櫛田中(1872―1979)が百寿の際、彫刻界の発展を願い、自ら創設した「平櫛田中賞」が本年で23回目を迎えました。
このたびの受賞者である保田春彦氏は、1930年に彫刻家保田龍門の長男として和歌山県に生まれました。少年時代を大阪で過ごし、47年、旧制最後の東京美術学校に入学、石井鶴三教室に在籍します。平櫛田中、石井鶴三、保田龍門はいずれも日本美術院同人の彫刻家で、再興院展草創期の大正時代、ともに研鑽した仲間であり、友人でした。春彦氏は自らが52年に卒業するまで同校教授であった平櫛田中の思い出を後に記し、その敬愛すべき人柄を伝えています。58年、渡欧してパリのアカデミー・グランド・ショーミエールのザッキン教室研究生となり、60年からはイタリアを拠点としてヨーロッパ各地で個展を開催しました。68年の帰国後は武蔵野美術大学で教鞭をとる傍ら、鉄やステンレスを素材とした「潔癖さを携えた抽象性の強い」彫刻作品を意欲的に発表し、高い評価を得てきました。
近年は2000年のシルヴィア夫人の逝去をきっかけとして、2002年「遠い風景」、2004年「白い風景」、2006年「季節の残像」と続いた三つの個展では木を用いて、夫人への鎮魂と自らの「遠い記憶の家々への想い」から生み出された作品を発表しています。
本展では、上記個展の出品作を中心とした自選の近作約40点を展示いたします。保田氏の近年の静謐な境地に思いを馳せていただければ幸いです。
ホームページ
http://www.city.ibara.okayama.jp/denchu_museum/index.html
展覧会問合せ先
0866-62-8787
会場住所
〒715-8601
岡山県井原市井原町315
交通案内
・井原線 井原駅より 徒歩15分

・岡山から JR伯備線(清音乗り換え)~井原線で 井原駅下車
所要時間 約60分

・福山から JR福塩線(神辺乗り換え)~井原線で 井原駅下車
所要時間 約35分~50分

・新幹線ご利用の場合は、JR岡山駅 または 福山駅で下車となります。

・JR笠岡駅前より 井原行バス 駅前通り下車 徒歩5分
所要時間 約30分

・山陽自動車道 笠岡インターより20分
ホームページ
https://www.city.ibara.okayama.jp/denchu_museum/
岡山県井原市井原町315
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