昨年10月に兵庫陶芸美術館が開館して、間もなく1年を迎えようとしています。この間、三度にわたる開館記念特別展には、多くの方々にご来館いただきました。
来る9月9日からは、「特別展」開催と同時に、テーマに沿って館蔵品を常にご覧いただく機会として「テーマ展」を開催することとなりました。
当館は、県内産陶磁器を中心とした“田中寛コレクション”を基礎に、近年収集をおこなっている現代陶芸の作品を含め、約1000点を所蔵しています。このコレクションをもとに開催するこの「テーマ展」を通じて、当館のコレクションや陶芸をより身近に感じていただければ幸いです。
今年度は、“兵庫県の貴重な伝統文化であるやきもの”をテーマに、丹波焼を中心とした県内産陶磁器の名品をご紹介します。