タイトル等
模様について
会場
岐阜県現代陶芸美術館
会期
2007-04-28~2007-08-05
休催日
月曜日(ただし月曜日が休館の場合は翌日)
開催時間
10:00~18:00(入館は17:30まで)
観覧料
一般320(260)円 大学生 210(160)円 高校生以下 無料
( )は20名以上の団体料金
企画展については別料金
企画展開催時は、企画展入館券で常設展も観覧できます
概要
「模様から模様を造るべからず」
現代陶芸作家への第一歩を刻んだ、富本憲吉の言葉です。強い決意として宣言された模様の創作。そこにはどのような背景があったのでしょうか。
明治時代の幕開けと共に、輸出陶磁器の生産は一気に盛り上がり、この動きを明治政府は率先して推進しました。例えば明治8年(1875)から出版された『温知図録』は、内務省管轄の博覧会事務局などが編纂(へんさん)し、博覧会などに用いるよう指導したものです。いずれも技巧を凝らして器を彩る華やかな図案ですが、時に中国や日本の既存の模様を利用し、あるいはアレンジしたものであったことが、近年の研究で明らかになってきました。このようにして模様を作る方法には限界があったのか、やがて工芸品の輸出不振がささやかれるようになります。明治33(1900)年のパリ万博では、日本の陶磁器の旧態依然とした意匠が批判を浴びました。当時の西洋では、アール・ヌーボーと呼ばれる新しい装飾様式が一世を風靡(ふうび)していたのです。
これを受けて、教育機関を中心とする図案研究が活発になり、一方で試験所における化学的な技術開発が進められます。東海地方においても、瀬戸陶器学校(現愛知県立瀬戸窯業高等学校)が、図画の教育を強化する一方で陶磁器試験所を併設したのを始めとして、各地に研究機関が設置され、アール・ヌーボー様式を取り入れた図案や、西洋技術の研究に基づく新しい装飾技法が模索されました。その流れは現在にまでつながっていると言えるでしょう。
一方、富本憲吉は、身近な自然や風景の写生を基盤として、何よりも「模様を造る」ことを重視します。では、富本の言う「模様」は、これまで見てきた近代の「図案」とどう異なるのでしょうか。近代の陶磁作品や図案集などを比較することによって、模様に対する意識の変化を追跡します。

出品数:約20点
ホームページ
http://www.cpm-gifu.jp/museum/
展覧会問合せ先
Tel.0572-28-3100
会場住所
〒507-0801
岐阜県多治見市東町4-2-5 (セラミックパークMINO内)
交通案内
[お車でのアクセス]

■ 東京→小牧JCT→多治見
(東名高速、小牧JCT経由 中央自動車道)

■ 大阪→小牧JCT→多治見
(名神高速、小牧JCT経由 中央自動車道)

【中央自動車道・多治見ICから】
国道19号を土岐・中津川方面に 約5km
→ 東町1の交差点を右折

【東海環状自動車道・土岐南多治見ICから】
国道19号を多治見・名古屋方面に 約1km
→ 東町1の交差点を左折

※駐車場無料・一般車312台収容

[公共交通機関でのアクセス]

■ JR多治見駅までのアクセス方法
・東京方面… 東京→(新幹線)→名古屋→(JR中央本線)→JR多治見駅
・大阪方面… 大阪→(新幹線)→名古屋→(JR中央本線)→JR多治見駅

■ JR多治見駅から岐阜県現代陶芸美術館へのアクセス方法
①多治見市コミュニティーバス (ききょうバス)
…土・日・祝日のみ運行
料金:¥200 所要時間約25分
オリベルート「セラミックパークMINO」下車
※1日乗り放題フリーパス(300円)あり。

②東鉄バス
料金:¥270 所要時間約15分 (下車後、徒歩約10分)
・多治見駅前(南口) 東鉄バス3番乗り場より 【妻木線】もしくは【瑞浪=駄知=多治見線】のどちらかに乗車
・停留所『セラパーク・現代陶芸美術館口』下車 (バス停から施設まではバス停に取り付けられた案内板をご参照ください。)
※1. 【妻木線】で「タウン滝呂」経由の便は 停留所『セラパーク・現代陶芸美術館口』を通りませんのでご注意ください。
※2. 停留所『セラパーク・現代陶芸美術館口』は、上りと下りではバス停の場所が違いますので、ご注意ください。

③タクシー 所要時間約10分
ホームページ
https://www.cpm-gifu.jp/museum
岐阜県多治見市東町4-2-5 (セラミックパークMINO内)
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