タイトル等
特集陳列 水滴-動物や野菜をかたどった水入れ
会場
東京国立博物館
会期
2007-04-10~2007-07-01
休催日
月曜日(ただし4月30日[月・休]は開館
観覧料
一般600(500)円 大学生400(300)円
( ) は20名以上の団体料金
高校生以下/満70歳以上の方の平常展観覧は無料
障害者とその介護者1名は無料
入館の際に手帳等をご提示ください
概要
水滴(すいてき)は、毛筆で文字を書くとき、硯(すずり)に注ぐ水を蓄えておく容器です。奈良の平城宮跡からは長方形や円形、ラグビーボール状、花瓶状の陶製のものが出土しており、奈良時代には広く使われていたことが知られます。普通、水滴というと、硯、筆、墨とともに、これらをセットとして収納する硯箱の中に入れられているものを思いうかべます。硯箱に入っている水滴は、平安時代から明治時代まで、概して箱の高さが低いため、小型で、平らなものが多いのですが、江戸時代には、そうした硯箱に収められていたものとは異なり、牛や兎、犬、桃、瓜、布袋、寿老人など、ちょっとした置物として、机や飾り棚においてもおかしくないような造形的に優れたものが作られました。
この特集陳列では、水滴の流れを概観し、江戸時代の形のおもしろい水滴の数々を紹介します。使うことの楽しさを味わわせてくれる工芸品といえるでしょう。

主な出品作品
水滴(水盂) または奈良時代・8世紀(国宝)
自然釉水滴 奈良市平城宮京址出土 奈良時代・8世紀 奈良文化財研究所蔵
花鳥唐草文水滴 石川県白山山頂出土 平安時代・12世紀
牛水滴 渡辺近江大掾正次作 江戸時代・17世紀
駱駝水滴 江戸時代・17~18世紀
白鳥水滴 江戸時代・17~18世紀
桃水滴 江戸時代・17~18世紀
李白水滴 江戸時代・17~18世紀 個人蔵
盆栽水滴 江戸時代・17~18世紀
ホームページ
http://www.tnm.jp/
展覧会問合せ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)
会場住所
〒110-8712
東京都台東区上野公園13-9
交通案内
■公共交通機関でお越しの方

JR上野駅公園口、または鶯谷駅南口下車 徒歩10分
東京メトロ 銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅下車 徒歩15分
京成電鉄 京成上野駅下車 徒歩15分
台東区循環バス「東西めぐりん」で上野駅・上野公園バス停から乗車し、1つ目のバス停が東京国立博物館前(2分)。

(!) 展示をご覧になる方は正門からご入館ください。


■お車でお越しの方

首都高速道路 上野線 上野出口 5分

(!) 東京国立博物館には駐車場はありません。

車椅子でのご来館の場合は当館総務課までご相談ください。一般の方は駅周辺の駐車場をご利用ください。
ホームページ
https://www.tnm.jp
会場問合せ先
03-5777-8600 (ハローダイヤル)
東京都台東区上野公園13-9
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索