タイトル等
【特集陳列】後宇多法皇入山七〇〇年記念 大覚寺の名宝
会場
京都国立博物館
会期
2007-08-08~2007-09-17
休催日
月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)
観覧料
一般 500(400)円
大学・高校 250(200)円
中学生以下無料
※( )は団体20名以上
中学生以下の方をお連れの場合、観覧料の割引があります。
概要
京都・嵯峨の名刹、大覚寺は、嵯峨天皇の離宮であった嵯峨院を貞観十八年(876)淳和天皇の皇后正子が寺に改め、恒寂法親王を開山としたのがその始まりです。嵯峨の地は、平安時代には皇族や貴族の遊興の地でしたが、同時代の大覚寺の動向については、残念ながら詳しいことがわかりません。
そのような大覚寺が復興する機縁となったのが、後宇多天皇の入山(入寺)であります。後宇多天皇(1267~1324、1274-87在位)は、文永四年十二月一日、亀山天皇の第二皇子として誕生し、名を世仁といいました。幼少より、内外の典籍を修め、好学の天皇として知られています。文永五年六月二十五日に親王宣下、同年八月二十五日に立太子、文永十一年正月二十六日に八歳で皇位を継承し、弘安十年に後深草天皇の第二皇子煕仁(伏見天皇)に譲位しました。
後宇多天皇は、仏教ことに密教に深く帰依し、徳治二年(1307)四月十四日、醍醐寺報恩院の憲淳より密教の重要な儀式である伝法灌頂を受けましたが、同年七月二十四日の皇后遊義門院の崩御を縁として二日後の二十六日、嵯峨寿量院において仁和寺真光院の禅助大僧正(1247~1330)を師として出家、僧名を金剛性と号して大覚寺に入山されたのです。天皇、四十一歳のことでした。師である仁和寺の禅助大僧正に対しては、きわめて厚い礼をもって終生の師と仰がれたのです。このようなことにも、天皇の真摯な人柄がよく表れています。その天皇は、密教の僧「伝法阿闍梨金剛性」として数々の政教類や書跡を残していますが、元亨元年(1321)には大覚寺の金堂や僧房などの伽藍の造営、再興に力を尽くしました。まさに大覚寺の「中興の祖」であり、現在の大覚寺の基礎を築いた人なのです。
本年は、その後宇多法皇が大覚寺に入山されて、ちょうど七百年という節目にあたります。これを記念して開催されるのがこの特集陳列です。今回は、後宇多天皇の自筆の書跡や聖教類、更には宸殿を飾っている桃山時代の画家狩野山楽の襖絵、平安時代の仏師明円の唯一の作例である五大明王像などの優品を選りすぐって展示いたします。
ホームページ
http://www.kyohaku.go.jp/
展覧会問合せ先
075-525-2473(陳列案内) 075-541-1151(代表)
会場住所
〒605-0931
京都府京都市東山区茶屋町527
交通案内
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https://www.kyohaku.go.jp/
京都府京都市東山区茶屋町527
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