兵庫陶芸美術館は、昨年の10月に開館し、はや1年が経過しました。当館には、兵庫の県内産陶磁器を中心とした「田中寛コレクション」を基礎として、近年収集を行っている現代陶芸の作品を含め、約1000点が所蔵されています。
去る9月9日から、館蔵品を常にご覧いただく機会として、“兵庫県の貴重な伝統文化であるやきもの”をテーマとした「名品でたどる丹波焼Ⅰ」を開催し、緑色の自然釉が美しい中世の丹波焼をご紹介しました。
来る11月11日からは、「名品でたどる丹波焼Ⅱ」と題して、それまでの自然釉から人工的に釉薬をほどこした作品を中心とした、近世から近代の丹波焼をご覧いただきます。