1533(天文22)年から、11年間、五度に渡って、稀代の名武将―甲斐の武田信玄と越後の上杉謙信は、信濃・川中島の地で激闘を繰り広げました。特に「風林火山」と略される「孫子の旗」を掲げた武田軍とその軍師・山本勘助の活躍は、現在大河ドラマでも注目されています。
本展覧会は、「川中島の戦い」における上杉謙信、武田信玄、山本勘助をはじめ、信州ゆかりの武将である木曽義仲、真田幸村の姿を描いた合戦図屏風や錦絵を中心に、近現代の武者絵まで一堂に展示し、時代の要求によって形成されていったヒーロー像としての武者絵を考察します。さらに、日本で唯一2006年ドイツW杯公式アートポスターに選ばれた現代美術家・天明屋尚氏の新作を初公開!!現代に息づく「ネオ武者絵」の世界もご紹介します。
また、源頼朝をはじめ、謙信・信玄など多くの武将が信仰した善光寺の本堂再建300年を記念し、善光寺関連の宝物も展示します。