タイトル等
アマチュア諸君!
会場
伯耆町立植田正治写真美術館
会期
2007-04-28~2007-07-22
休催日
毎週火曜日(祝祭日の場合は翌日)
開催時間
9:00~17:00まで(最終入館は閉館の30分前まで)
観覧料
一般800円(700円) 高校・大学生500円(400円) 小学・中学生300円(200円)※( )内は20名以上の団体料金。
主催者
伯耆町/(財)植田正治写真美術財団
概要
日本中のいたるところでアマチュアの写真家たちによって近代写真の表現が形づくられていた1920-30年代、山陰の各地にも写真を愛好するアマチュア写真家の団体がいくつか存在し、それぞれ熱心な活動を展開していました。その中のひとつ「米子写友会」に1931年春、旧制中学を卒業したばかりの青年・植田正治が入会してきます。植田は写真雑誌の月例応募と入選を重ねながら、地元内外のアマチュアたちとその腕を競い合い、切磋琢磨して写真づくりの楽しさを身につけていきました。アマチュア同士の交流は地元から山陰周辺、やがて中国地方の各地を結び、戦後は東京での活動も増えていきましたが、それでも植田は常に自分の生まれ育った土地を愛し、この地のアマチュアたちと共に写真することをこの上なくよろこび、「地方在住の一介のアマチュア」と称してその写真人生を貫いたのです。
1970年代、写真文化の隆盛とともに写真の見方やその時代性が新しい感覚で語られるようになった頃から、植田は自身の写真史をふり返りながら、カメラ雑誌でたびたびエッセイを綴るようになりました。「アマチュア諸君、」と切り出す独特の口上に始まり、時にユニークなエピソードを披露、また時には自戒もふくめた真摯な忠告をもするという、厳しさと温かさを併せもつ数々の文章は、この当時の写真する人たちに向けて語られたものでありながら、デジタル化と多様な表現が続々と展開される今日の写真界にあっても、まったく色あせることなく、現代の私たちへのメッセージとして読むことができます。
本展は、植田正治初めてのエッセイ集として1999年刊行、2000年に再刊行された『植田正治 私の写真作法』(初刊時タイトル『植田正治・写真の作法○アマチュア諸君!』)掲載文章からの抜粋と写真で構成するものです。このエッセイ集の編者・写真史家の金子隆一氏がその序文で「凡百の写真論や写真評論では決して得ることのできない、生き生きとした<写真>の姿を熱く語り得る存在が必要であるのだということを強く認識することになるに違いない。」と述べるように、今こそ求められる、写真について語りかける植田正治の「声」を、その作品群とともに展覧いたします。
ホームページ
http://www.japro.com/ueda/
展覧会問合せ先
植田正治写真美術財団事務局 電話 0859-39-8000
会場住所
〒689-4107
鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3
交通案内
●JR伯備線『岸本駅』からタクシーで5分または徒歩40分(上り坂)
●米子自動車道・米子ICまたは溝口ICから車で15分
鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3
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