美術館は、展覧会を企画し、来館者に作品を鑑賞する場を提供するばかりではなく、美術作品を収集し、保存するという大切な役割も果たしています。今回の新収蔵品展では、2005年度に寄贈を受けて、新たに所蔵品として加わった作品を一堂に初公開することで、当館の収集活動を紹介いたします。
昨年度は作家や所蔵家より合計30点の作品と資料の寄贈を受けました。
【油彩画】
金月しょう子(きんげつ しょうこ 1942-)
神戸在住の現代美術家:5点1組
小西保文(こにし やすふみ 1931-)
奈良にアトリエを構え神戸にもゆかりの深い、
二紀会の洋画家:4点
【立体】
藤本由紀夫(ふじもと ゆきお 1950-)
当館にて1997年から10年間「美術館の遠足」を開催し、
国内外で活躍するサウンド・アーティスト:2点。
【版画】
黒崎彰(くろさき あきら 1937-)
京都在住の木版画家:4点
松谷武判(まつたに たけさだ 1937-)
パリと西宮を拠点に国際的に活躍する現代美術家:13点
【素描(ドローイング)】
大久保英治(大久保英治 1944年-)
西宮市出身で国際的に活躍するランドアーティスト:1点
【写真】
植松奎二(うえまつ けいじ 1947-)
昨年当館にて個展を開催した神戸出身の彫刻家:3点
【資料】
津高和一(つたか わいち 1911-)
西宮に在住した日本を代表する抽象画家:2点
併催の館蔵品展では、
油彩画を中心に約30点紹介する予定です。