タイトル等
マルレーネ・デュマス-ブロークン・ホワイト
会場
東京都現代美術館
会期
2007-04-14~2007-07-01
休催日
月曜日(但し、4月30日は開館)
開催時間
10:00~18:00(入館は17:30まで)
観覧料
一般1300(1170/1040)学生1100(990/880)
中高生・65歳以上600(540/-)
( )は20名以上の団体/前売料金の順
企画展のチケットでMOTコレクションもご覧いただけます。
主催者
財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館
読売新聞東京本社/美術館連絡協議会
概要
「いま私たちの怒りや悲しみ、死や愛といった感情をリアルに表現してくれるのは写真や映画になってしまった。かつては絵画が担っていたそのテーマをもういちど絵画の中に取り戻したい」
暖かい水色の眼に豊かな金髪をゆらしながらマルレーネ・デュマスはこう熱く語ります。デュマスは現在、世界的に最も注目を浴びている女性アーティストのひとりです。並みいる国際展招待をはじめとして、ポンピドゥー・センター(2002)、シカゴ美術館(2003)などで大規模な個展が開かれており、また、オークションでは、現存する女性アーティストの作品価格としては最高の3億円で落札され、話題をよびました(2005年2月クリスティーズ、ロンドン)。

彼女のまなざしは何よりも現在に生きる人々に向けられています。恋人や娘、友人など身近な人物や、マスメディアに流通する写真や映像を題材に、生命感のきらめきを独特の繊細で鮮烈なタッチで描いた人物像は、その人の個性や感情だけでなく、「時代」そのもののリアルなポートレートとなっています。
例えば恋人と自分を対で描いた鬼気迫るポートレート、官能と純粋さをあわせもったストリッパーや娼婦、処刑されたテロリストの知的でものしずかな表情、黒人たち。デュマスが描くこれらの肖像は、差別や偏見そして民族やセクシュアリティ、ジェンダーなど、現代が抱える複雑で多様な問題-「時代」そのものを喚起させます。

1953年に南アフリカ共和国のケープタウンに生まれたデュマスは、ケープタウン大学(1972-75)に学んだ後、オランダのアムステルダムの大学等で引き続き勉学を続け、現在アムステルダムを拠点に活動を続けています。

本展は、写真家荒木経惟の作品を基に描いた注目の新作をはじめ、初期のポートレートのシリーズから代表作である《Female》(211点のドローイングシリーズ)、坂本龍一とのコラボレーションで話題を呼んだビデオ作品《My Daughter》など、全250点で構成されています。2008年にロサンゼルス現代美術館(MOCA)とニューヨーク近代美術館(MoMA)で計画されている大回顧展に先駆け、マルレーネ・デュマスの主要な作品の全貌を紹介する日本で初めての展覧会となります。
ホームページ
http://www.mot-art-museum.jp
展覧会問合せ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)
会場住所
〒135-0022
東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)
交通案内
最寄駅
東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」B2出口より徒歩9分
都営地下鉄大江戸線「清澄白河駅」A3出口より徒歩13分
東京メトロ東西線「木場駅」3番出口より徒歩15分、または都営バスで「東京都現代美術館前」下車
都営地下鉄新宿線「菊川駅」A4出口より徒歩15分、または都営バスで「東京都現代美術館前」下車

「木場」「菊川」駅のほかにも、「錦糸町」「東京」「とうきょうスカイツリー」「押上」「秋葉原」「新橋」「葛西」「豊洲」駅などから都営バスでもお越しになれます。

お車でお越しのお客様
首都高速9号深川線「木場」出口から約5分「枝川」出口から約10分です。

駐車場について
台数:約100台 / 福祉車両専用スペースあり
料金:普通車 1時間300円 (以降30分ごとに150円)
大型バス 1時間1000円 (以降30分ごとに500円)
ホームページ
https://www.mot-art-museum.jp/
会場問合せ先
03-5777-8600
東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索