田川市伊田出身の立石大河亞(たていし・たいがあ)(タイガー立石)は、絵画、漫画、デザイン、絵本、陶彫など、特定の分野にとらわれることなく多彩な表現を模索していった作家です。 故郷田川を題材にした作品から、最晩年に描いたものまで、当館で収蔵している全29点を紹介します。中でも、イタリア滞在時に制作した版画作品は、宇宙的なテーマや視覚的トリックで色彩豊かに遊んだもので、立石独自の不思議な世界観を満喫できるでしょう。また、現在ほとんどが絶版になっている立石の絵本を読むことができる上、九州大学ユーザーサイエンス機構 子どもプロジェクトがプロデュースする「不思議」をテーマにした「旅する絵本カーニバル」も同時開催するなど、子どもから大人までが楽しめる空間となっています。この夏は、ユニークな立石作品と1000冊に及ぶ不思議な絵本たちが織り成す、ワンダーランド田川市美術館へLet’s GO!!