世界四大文明の一つ、チグリス・ユーフラテス川に挟まれた地で展開したメソポタミア文明を紹介。紀元前3500年頃、シュメール人によって都市国家が築かれた、世界四大文明の中でも最も古い文明です。その後も様々な民族がこの肥沃な地帯を支配し、多彩な文明が発展しました。本展覧会では、メソポタミア美術に関して、世界でも屈指の収集を誇るルーヴル美術館の所蔵品299点により、メソポタミア文明の全貌に迫ります。ルーヴル美術館から、一度にこれほど多くのメソポタミア美術が貸し出されるのは初めての事です。中でも、「目には目を,歯には歯を」で有名な世界最古の成文法典のひとつ、歴史に名高いハンムラビ法典は、ルーヴル美術館に収められて以降、ルーヴルの館外に出るのは初めてです。