タイトル等
泉鏡花文学を絵にして
―挿絵に描かれた四季―
会場
鎌倉市鏑木清方記念美術館
会期
2006-03-23~2006-04-23
休催日
毎週月曜日
開催時間
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般 200円(140円)、
小・中学生 100円(70円)
※( )は20名以上の団体料金
概要
鏑木清方は、師匠・水野年方の許で修行を積み、挿絵画家として活躍してゆきました。当時の一流文芸誌『文藝倶楽部』、『新小説』など多くの雑誌や単行本の表紙絵、口絵、挿絵、装丁なども手掛けました。
今回は、清方が挿絵画家として世に認められるきっかけとなった泉鏡花著『三枚續』の口絵をはじめ、鏡花にまつわる作品の数々と共に四季折々の風情を題材にした『文藝倶楽部』、『講談雑誌』に寄せた作品などをご覧いただきます。
清方は明治34年、知人の紹介で鏡花と知り合います。その後「鏡花作、清方ゑがく」二人の作品の数々は、鏡花が亡くなる昭和14年まで世に送り出され、高い評価を得ています。
その後も清方は鏡花著『高野聖』『日本橋』など、小説を題材に作品を描き続け、自らと鏡花が同じ画面で親しげに会話をかわしている「小説家と挿絵画家」も発表しています。
また、清方に画家になることをすすめた三遊亭圓朝の肖像画「三遊亭圓朝像」(下絵)、師年方を描いた「先師の面影」や年方が手掛けた口絵など、挿絵画家時代に関連する作品も併せて展示いたします。なお、「三遊亭圓朝像」(東京国立近代美術館)は、平成15年に重要文化財に指定されています。

《主な展示作品》
作品:「暮れゆく沼」明治33年、
「先師の面影」昭和24年
「註文帖」(泉鏡花著・全13図)昭和2年
下絵:「三遊亭圓朝像」昭和5年
「小説家と挿入画家」昭和26年
口絵:泉鏡花著『三枚續』明治35年
泉鏡花著『風流線』明治37年
泉鏡花著「紅雪録」『新小説』明治37年
「花吹雪」「白鳥」「汐干狩」「ゆふ暮」『文藝倶楽部』
「初夢(淸方畫譜の一)」「光のどけき(淸方畫譜の四)」
「菖蒲湯(淸方畫譜の五)」「秋のおとずれ」『講談雑誌』
ホームページ
http://kamakura-arts.or.jp/kaburaki/
展覧会問合せ先
Tel.0467-23-6405
会場住所
〒248-0005
神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-25
交通案内
JR横須賀線・江ノ電「鎌倉駅」下車、小町通りを北に徒歩7分左折。
※駐車場・駐輪場はありませんので、公共交通機関をご利用下さい。
ホームページ
http://www.kamakura-arts.or.jp/kaburaki/
神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-25
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索