姫路市立美術館では、これまでにプラハやクラクフなど、海外の美術館にある日本美術の紹介を行ってまいりました。この度はアメリカの日本美術コレクターであるグリフィス&パトリシア・ウェイ夫妻が収集し、現在シアトル美術館に寄託されている近代京都画壇のコレクションをご紹介いたします。
ウェイ夫妻は親日家で、戦後何度も日本に滞在し、各地の美術館を巡って日本の伝統的な技法で描かれた絵画に魅了されていき、近代日本画のコレクションに着手いたします。この度の展覧会では、明治から大正にかけて活躍した鈴木松年、幸野楳嶺、竹内栖鳳、上村松園、橋本関雪、都路華香ら、京都画壇を代表する画家たちの作品80点をご紹介いたします。このコレクションは日本では初公開です。