タイトル等
小沢剛*中山ダイスケ クロスカウンター
会場
川崎市岡本太郎美術館
会期
2001-02-27~2001-04-08
休催日
月曜日、3月21日(水)
観覧料
一般700(630)円、小・中・高・大学生 300(270)円
( )内は30名以上の団体料金
※ 2001年4月1日より一部料金が改定されます。
主催者
川崎市岡本太郎美術館
概要
クロスカウンターとは、「相手が繰り出すパンチに対して、交差的に打つフックのこと」というボクシングの用語です。この展覧会(リング)で相対するのは、小沢剛と中山ダイスケ。ともに岡本太郎記念現代芸術大賞において準大賞を受賞しているという共通点はありますが、表現された作品はかなり異なります。しかし、それぞれの形で日本の戦後美術を牽引した岡本太郎の思想を継承しているアーティストです。
小沢剛の作品は既成の美術や社会的制度といった枠組みを、独特のユーモアで揺さぶりながら、正規な文脈に疑問符を投げかけます。例えば、日本人には調味料として欠かすことのできない醤油で描いた《醤油画》は、アカデミックな日本美術史を揶揄しながらずらし架空の美術史をシュミレーションする作品。また、小沢は「美術は個の表現である」といった既成概念を、人に相談しながら制作していく《相談芸術》やたった一人のグループショー《岡本一太郎・二太郎・三太郎》の多人格的表現などで揺さぶります。
一方、小沢とパンチを打ち合う中山ダイスケは、一見すると小沢とは対照的な作品を作り出しています。例えば,友人、親子、そして恋人など様々な「人と人との関係」を見える形にして、本来の意味を問いかける作品《DELICATE》。人間が最初に手に入れた原始的な武器(棍棒や弓矢)からピストルにいたる「武器(物)と人との関係」のプラスとマイナスの両面を拡張し、具現化した《GRIP》や《GUN PROJECT》。これらの作品には中山の鋭い感性と造形感覚によって、因習的な意匠が脱がされ、本来的な「人と人との関係」や「物と人との関係」が露呈しはじめるようです。
岡本太郎が戦後、彼の芸術観の核として唱えた「対極主義」に見合う、小沢・中山二人の作品は、互いにクロスカウンターを打ち合い、緊張感溢れる展示空間を築くことでしょう。私たちは、観る人に作品を通して日常性の裏に潜む何かを感じてもらえることを期待しています。

ホームページ
http://www.taromuseum.jp
展覧会問合せ先
044-900-9898
会場住所
〒214-0032
神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5
交通案内
小田急線 向ヶ丘遊園駅から
岡本太郎美術館の最寄り駅は「小田急線 向ヶ丘遊園駅」です。
向ヶ丘遊園駅 は、新宿から、小田原・湘南方面への急行で約20分、普通電車で約40分です。
多摩急行、快速急行は向ヶ丘遊園駅に停まりませんのでご注意ください。
【徒歩】 約17分
南口から道なりに進み、ダイエーを左手に見ながら稲生橋交差点を渡ってください。そのまま直進し、生田緑地の入口から坂道を上がり、芝生広場の右手奥が美術館です。
【タクシー】
南口タクシー乗り場から、行き先を「生田緑地東口」ないしは「日本民家園まで」とご指定ください。生田緑地の入口まで4分程度、そこから徒歩で約5分です。
【バス】
南口ターミナルから川崎市バス「溝口駅南口行」(5番のりば・溝19系統)乗車、「生田緑地入口」で下車(約3分)、バス停より徒歩約8分です。
※1時間に1~2本の運行です。
北口ターミナルから小田急バス「専修大学行」乗車、終点「専修大学前」で下車(約10分)、バス停より生田緑地西口園路(通行可能時間 8:00~17:30)を通って徒歩約6分です。


JR南武線・小田急線 登戸駅から
徒歩では約30分かかりますので、小田急線に乗り換えて向ヶ丘遊園駅をご利用ください。
【タクシー】
タクシーをご利用の場合は、向ヶ丘遊園駅からとほぼ同料金です。ご利用の際は、行き先を「生田緑地東口」ないしは「日本民家園まで」とご指定ください。
【バス】
川崎市バス(藤子・F・不二雄ミュージアム経由)「生田緑地」行きに乗車、終点「生田緑地」下車(約16分)、バス停より徒歩約5分です。
※10時~16時台は1時間に1本程度の運行、藤子・F・不二雄ミュージアム休館日は運休です。


JR南武線 武蔵溝ノ口駅・東急田園都市線 溝の口駅から
川崎市バス「向丘遊園駅南口行」(2番のりば・溝19系統)に乗車し、「生田緑地入口」で下車(約20分)、バス停より徒歩約8分です。
※1時間に1~2本の運行です。


東急田園都市線 梶が谷駅から
東急バス「向ヶ丘遊園駅南口行」(1番のりば・向01系統)に乗車し、「飯室」バス停で下車(約17分)、バス停より徒歩約10分です。
※1時間に2~3本の運行です。


東急田園都市線・横浜市営地下鉄 あざみ野駅から
小田急バス「向ヶ丘遊園駅北口行」(1番のりば・向11系統)に乗車し、「専修大学入口・川崎ゴルフ場入口」バス停で下車(約10分)、進行方向右手の坂道を上がり、生田緑地西口園路(通行可能時間 8:00~17:30)を通ってください。


東名 川崎インターから
普通車両の場合は、川崎インターを左折し、二つ目の信号(犬蔵交差点)を右折してください。そのまま直進し(約7分)、平三叉路を中央に進み、生田緑地の「東口駐車場」(有料)をご利用ください。
※カーナビをご利用の場合には、行き先を「生田緑地東口駐車場」とご入力ください。
大型車両の場合(バスなど)は、川崎インターを左折し、尻手黒川線を清水台で右折。浄水場通りを根岸陸橋で右折、世田谷町田線を多摩警察署前で右折し、府中街道の稲生橋交差点を右折して生田緑地の「東口駐車場」(有料)をご利用ください。詳しくは生田緑地東口ビジターセンターへ:044-933-2300


国道246号線から
国道246号線の溝ノ口交差点(立体交差)を、東京方面からは右折、町田方面からは左折し、府中街道に入って、府中方面に直進してください(約15分)。稲生橋交差点を左折し(約2分) 生田緑地の「東口駐車場」(有料)をご利用ください。
※カーナビをご利用の場合には、行き先を「生田緑地東口駐車場」とご入力ください。
ホームページ
https://www.taromuseum.jp/
神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5
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