タイトル等
縄文文化の扉を開く
三内丸山遺跡から縄文列島へ
会場
国立歴史民俗博物館
会期
2001-03-20~2001-05-20
休催日
毎週月曜日(ただし、月曜日が休日にあたるときは、翌日を休館日とします。)
観覧料
一般420円(350円)/高校・大学生250円(200円)/小中学生110円(90円)カッコ内は20名以上団体料金/毎月第2・4土曜日は高校生以下は、入館無料。
主催者
国立歴史民俗博物館
概要
縄文文化は日本列島に一万年も続いた文化ですが、利器に石器を用い、食料は狩猟漁撈と採集に頼った原始的な社会としてこれまで説明されてきました。しかしこれは今や見直されつつあります。
定住して集落を継続し、過去の経験から得たさまざまな知識をもとに季節的な動植物資源の獲得や加工・貯蔵だけでなく、栽培や保護を含む農耕要素、交換や交易、共同体的な社会のつながりの形成、大規模な記念物の構築、秩序だった集落内の各種の場や構造物の維持などが見られ、階層化した社会や複合化した生産手段を持ち、循環的な生活基盤を持つ時代であったことが見通されるようになりました。
豊かな縄文時代のイメージですが、この社会は新石器時代の大枠から脱するには至っておらず、弥生時代以降のような人口増加や政治化した社会、余剰な生産が貨幣にもなりうる米という形で半ば強制的に拡大生産され、右肩上がりに拡大する社会とは異なっていたことは事実です。
また一方で、縄文時代の内でも骨角器の発達が見られ、塩の生産が始まり、玉や漆製品などの装身具や威信材が発達していき、朝鮮半島や大陸との交流も僅かながら認められるところであり、各時代の発展要素も認められています。
このような縄文文化見直しは各地の遺跡調査で示され、祭祀遺跡として、木材加工技術として、山岳地の集落としてなど、各地での適応が知られ、広域の交易なども知られてきました。
そのもっとも集中した遺跡情報が出されているのが、東北地方の円筒土器文化の内の大集落遺跡である三内丸山遺跡の成果です。
本展では、歴博所蔵の三内丸山遺跡の既出土品ほかのコレクションに加えて、調査結果をもとにこの遺跡研究の先端の成果を紹介するとともに、他地域でも続々と報ぜられる成果の一部を各地域・各時代を横断して紹介し、縄文時代とその文化の見直しの扉を押し広げようとするものです。
ホームページ
http://www.rekihaku.ac.jp/
展覧会問合せ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)
会場住所
〒285-8502
千葉県佐倉市城内町117
交通案内
● 京成電鉄利用の場合:
京成上野駅から 京成佐倉駅(京成本線経由特急利用の場合 約55分)下車、バス約5分(一部直通バスあり) または 徒歩約15分

● JR線利用の場合:
東京駅から 総武本線 佐倉駅(快速利用の場合約60分)下車、バス約15分(一部直通バスあり)

● 自動車利用の場合:
東関東自動車道 四街道IC または 佐倉ICから 約15分
国道296号線沿い (無料大駐車場完備)
ホームページ
https://www.rekihaku.ac.jp/
会場問合せ先
ハローダイヤル ℡.03-5777-8600 (8時00分から22時00分まで)
千葉県佐倉市城内町117
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