“カリフォルニア派”写真家の代表的な一人として、森や海などの自然を捉えたリリカルな作品で知られるウィン・バロック。バロックは、プロのテノール歌手として華々しい活躍のさなかに引退し、試行錯誤の末に写真家として、新たな道を歩んだ異色の作家です。
本展では、1950年代にアメリカで開催された大規模な展覧会「人間家族」にて6万5千人の観客アンケートによって「もっとも好きな作品」に選ばれた「そこに光あれ」と、「人間家族」に出品された503点の中でもっとも論議をよんだ作品「森の中の子供」を含む約100点を展示いたします。