タイトル等
浮世絵~芳年の月百姿展
会場
北九州市立美術館
会期
2007-01-25~2007-03-04
休催日
毎週月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌日が休館)
開催時間
9時30分~17時30分(入場は17時まで)
観覧料
一般150(120)円 高大生100(80)円 小中生50(40)円
※( )内は、20名以上の団体料金
主催者
北九州市立美術館
概要
日本の自然の美しさはよく「花鳥風月」という言葉であらわされます。その一つである「月」は古今東西、人々を魅了してやまないテーマとして、これまでに月にちなんだ様々な芸術作品が生み出されてきました。幕末から明治期に活躍した浮世絵師、月岡芳年(1839-1892)の晩年の浮世絵版画シリーズ《月百姿》もその一つです。
芳年といえば、血みどろ絵や残酷絵など、どぎつい画風の絵師としてよく知られますが、同シリーズでは壮絶な場面を直接描くのではなく、見る者の頭の中で想像させることで、その戦慄をじわじわ伝えるという手法で描かれています。
たとえば能や歌舞伎で人気を博した「船弁慶」の一場面などは、舞台では大物浦での源義経と静御前の別れと、海上に現れる平知盛の怨霊を弁慶が祈り伏せる場面が見どころですが、芳年の描く作品では、荒れ狂う波さえも、まるで凍り付いたかのような不気味な静けさに満ち、かえって壮絶さが喚起されます。
《月百姿》シリーズの抑制されたこの緊張感はよく古典芸能の「能」に例えて説明されてきましたが、緊張を強いる作品ばかりではなく、ほのぼのとした雰囲気の作品も含まれています。張り詰めた空気の中で演じられる「能」と、その空気をやわらかく解きほぐす「狂言」との両方の世界、つまり「緊張」と「弛緩」という対照的な二つの要素の組み合わせによって《月百姿》シリーズは成り立っています。
展覧会ではシリーズ中、当館が所蔵する十四点を全て展示します。理性と狂気の入り混じる芳年の世界であなたはどんな体験をするでしょうか。どうぞ足をお運びください。
ホームページ
http://kmma.jp/
展覧会問合せ先
北九州市立美術館 Tel.093-882-7777
会場住所
〒804-0024
福岡県北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1
交通案内
美術館シャトルバス(無料)
「七条」⇄「美術館口」⇄「美術館」
シャトルバス「七条」のりばから、10:00より16:40まで運行(20分間隔)。

西鉄バス
●市内各地より「七条」または「美術館口」で下車。「七条」または「美術館口」からシャトルバスに乗車し、「美術館」で下車(所要3~5分、20分間隔発車)
●「福岡天神バスセンター」から高速バス“いとうづ号”(小倉方面行き)に乗車し、「七条」で下車(所要1時間15分)。「七条」からシャトルバスに乗車し「美術館」で下車。


●北九州都市高速道路「山路」ランプから車で8分
●【福岡・熊本・長崎方面から】九州自動車道「八幡IC」から北九州都市高速道路へ
●【山口方面から】九州(中国)自動車道「門司IC」から北九州都市高速道路へ
●【大分方面から】国道10号線から北九州都市高速道路(長野ランプ)へ

鉄道(JR)
【JR小倉駅(在来線・新幹線)から】
●「小倉駅バスセンター③のりば」から西鉄バス22番(黒崎行き)に乗車し「七条」で下車(所要30分)。「七条」からシャトルバスに乗車し「美術館」で下車
●「魚町」から西鉄バス1番(黒崎・折尾行き)に乗車し、「七条」で下車(所要20分)。「七条」からシャトルバスに乗車し、「美術館」で下車
【JR戸畑駅から】
●「戸畑駅」から西鉄バス40番(香月・小嶺行き)に乗車し「美術館口」で下車(所要20分)。シャトルバス「美術館口」からシャトルバスに乗車し「美術館」で下車
【JRスペースワールド駅・JR枝光駅から】
●タクシー(所要10分)
【JR黒崎駅から】
●「黒崎バスセンター」から西鉄バス1番(砂津・魚町行き)、22番(砂津行)に乗車し「七条」で下車(所要20分)。「七条」からシャトルバスに乗車し「美術館」で下車
ホームページ
http://www.kmma.jp
福岡県北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索