大阪市立近代美術館建設準備室、国立国際美術館、サントリーミュージアム[天保山]という大阪の3館が共同で企画し、各館が所蔵する貴重かつ優れた、しかし日頃なかなかまとまって紹介する機会のないコレクションの存在とその魅力を存分に堪能していただく特別展です。
本展覧会には、大阪市立近代美術館(仮称)のコレクションから、モディリアーニの裸婦をはじめ、シュルレアリスムの巨匠マグリットやダリの絵画などが、国立国際美術館のコレクションから、ピカソのキュビスム期の風景画や現代ドイツの画家ポルケの初期の絵画などが出品されます。さらに、両館のコレクションの特色を最大限生かしながら、サントリーミュージアム[天保山]が所蔵するクレーやモランディの名品を加えて構成し、20世紀美術の流れに沿って解説します。美術ファンのみならず中学生でも楽しめる“美術の入門編”的な展覧会を目指します。